落語タップ と どろんこタップ
1歳の子供と一緒に楽しめる
ショーや舞台となると
『よりどりみどり』というわけにはいきません。
でも、先日
ダメ元で聞いてみたところ
1歳児OK
との連絡をいただき
観に行ったショーがあります。
『Bridge of the Rainbow 2018
〜子どもたちの夢が叶いますように〜』
※撮影可の時に撮ったものです。
公演の収益金は、
東日本大震災の被災地の遊具支援や
ネパールの学校支援に役立てられ、
「其の意を汲んで下さった最高に熱いアーティストが
奇跡的な日程で集まり実現(児童夢基金 代表 高岡氏の挨拶より)」
したという
贅沢なステージでした♪
♪シルビア グラブさん・岡千絵さん・林希さんによるユニット「gravity」さんと
俳優・ミュージシャンとしてご活躍の藤岡正明さんと♪
終演後には
過去のお仕事や
時々、タップのレッスンでご一緒した
(といっても、そのレベルは勿論雲泥の差)
皆さんとも
久しぶりにお話することができました♪
♪バレエダンサーでありながらミュージカルをはじめ様々な作品で活躍中の庄野早冴子さん♪
♪すっかり大人になっていた超絶タップダンサーであり俳優のはじめちゃんこと吉井一肇さん♪
・歌
・ダンス
・タップダンス
だけでなく、
・ネパール民謡
・コント(?!)
・山手線ゲーム(?!?!)
・チアダンスなどなど、
とにかく
盛り盛り盛り沢山の内容。
私の膝の上で観劇していた息子くんは、
まったく飽きることなく
ステージで輝く出演者の皆さんに夢中。
正さんのしっとりギター&歌声に
親子で聴き惚れていた時でさえ
全く空気を読まない自由なリズムで
手を叩き続け、
楽しそうに見入っていました。
休憩なしの1時間40分。
(途中でぐずったらどうしよう)
そんな母の心配をよそに
ノリノリの息子。
すっかり安心して
一緒に楽しんでいた私ですが、
突然 難所が。
落語です。
盛り盛り盛り沢山で
見応え十分。
それは
ある意味 お得感満載ではあるのですが・・・
1歳児
に
落語。
大丈夫だろうか・・・。
案の定、息子が
とんでもない行動に出ます。
会場中の人が
落語に集中し
落語家・立川談慶さんの声だけが
心地よく響く空間で・・・
「う〜〜〜〜」
と声を発しながら、
人差し指で
下唇を
ちょんちょんとタップするものだから
「ぷぅん ぷぅん ぷぅん・・・・」
と。
ぷぅん
ぷぅん
ぷぅん
ぷぅん
ぷぅん
・
・
・
・
これは まずい!!
慌てた私は
「シーだよ」と 小声で言いながら
人差し指を制止しようとすると
息子「(怒)・・・
ふぇえあーー!」
困ったぞ!!
慌てて 退場しようとした
その時でした。
タップに救われたのです!
どういうことか、といいますと、、、
落語の題名は「タップ大名」。
時は江戸時代。(だったと思います)
異国の地から漂流してきた外国人タップダンサーが、
タップを通して
江戸の町の人々と交流を深める、
という落語で、
Jayさん演じる外国人タップダンサーが
噺にあわせて
突然
す〜っと 噺家さんの横に現れ
タップを披露したのです。
おかげで、1歳児でも
最後まで 落語を楽しむことができました!!
やれやれ、一安心。
♪川平慈英さんと♪
終演後、そのJayさんから
「君も いつかレッスンに来るかい?!」
と、言われたから、
(というわけではないかもしれませんが、)
先日、公園に遊びに行った時、
水たまりに入り
タップ タップ!!
「チャップ チャップ」
もう 夢中 です。
(まるで、某洗濯洗剤のCMのようじゃないか)
などと思いながら
どろんこでグッシャグシャになる我が子を
(お〜 さっそく 舞台に影響され 練習か〜)
と
ただの泥んこ遊びを親バカ発想で前向きにとらえ
寛容に見守ることができた
夏の終わりのひと時でした。
ちなみに、
うちの洗剤では
どろんこ汚れを完璧に落とすことは
できませんでした。
(あのCMの洗剤は、なんだったっけ?!)
と、こういう時にふと思い出すのですから
テレビコマーシャルの訴求力というのはやはり絶大ですね。