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ごきげんさん 〜井上真帆の日々是好日~

アナウンサー井上真帆のブログ。愉快で「ごきげんさん」な毎日を過ごすための備忘録です。投稿する内容はすべて私個人の考え、感想、見方であり、出演するニュース番組や情報番組、イベントなどとは一切関係ございません。

13時50分のキセキ

フリーアナウンサーという仕事をしていると、

オーディションを受ける機会がよくあります。

 

所属事務所からオーディション情報が届く

受けたい場合は、事務所を通してエントリー

書類選考

「書類選考」が 通ると

そのオーディションに呼んでもらえる

 

という流れです。

 

そしてオーディションによって

仕事が決まります。

 

私のような立場のフリーアナウンサーの場合、

オーディションで選ばれない限り

なかなか仕事をつかむことができません。

(※少なくとも、私は。笑)

 

だから 例え落ちたとしても

私にとっては

オーディションを受ける=仕事

です。

 

で、

この度、またまたオーディションの話が

舞い込みました。

 

1回戦:書類選考

2回戦 :面接、原稿読み

3回戦(決勝戦) :クライアント様本社にて最終選考

 

という流れで、

2回戦、3回戦は同日開催。

 

2回戦の勝者(選ばれし者)が

勝戦(3回戦)に駒を進めるという流れです。

 

結果は

初戦:突破

2回戦:敗退。

 

というわけで、

同日開催の決勝戦のために空けていた時間

ぽっかり 空くことになりました。

 

マネージャーさんから

その連絡を電話で受けた時は

(ありゃ、ショック・・・)

と、ちょこっと 心がズキズキとしましたが、

 

 

最近の私は、

・過去12年の経験からか

・近頃読んだ本の影響からか

 

(ご縁がなかったのね。ということは、

この先 自分にとって

もっと良いご縁が待っているのね。)

と思えるようになっています。

 

それどころか、

 

(慌てて保育園に迎えに行く必要がなくなった

→自分時間みーつけた♪)

 

(このオーディションには落ちたけど、

良いことがある気がする)

 

と、

【根拠のない自信】が膨らみ出し

ワクワクしていました。

 

良いことを作るために、

まずは比較的現場の近くに住む

仲良しの先輩に連絡。

ダメもとでランチにお誘いしてみました。

もちろん 急なことだったので

先輩には先約あり。

 

ならば、

 

と、

次に思いついたのが

たっぷり立ち読み。

 

近くにあった本屋さんで

色々見て、

2冊を選んで購入。

 

それを持って

おひとりさまランチ。

 

こんな時間、

すごーく久しぶりだったので

大満足。

 

銀座駅界隈で

ひとり時間を満喫していたのですが、

息子のお迎えもあるし

13時50分には

銀座駅から銀座線に乗ろうと決めていました。

 

ホームに続く階段を

足早に降りると、

ちょうど 電車が滑り込んできたところ。

 

時刻は ぴったり13時50分

予定通りの電車。

 

どのドアの前も混み合っていたけれど、

(次の駅で降りるし、

どこでもいっか)

と、

目の前にあったドアから乗車しました。

 

(ふぅー。予定通りの時間に帰れそうだ)

 

ふと、

すぐ横にいた外国人の女性と

一瞬、目が合いました。

 

(ん?)

 

一旦は目をそらしたのですが

 

思わず もう一度 その方を見てしまいました。

 

(んん??)

 

(もしかして・・・・?!)

 

妊娠中に出会い友達になった

ブルガリア出身の女性のことを思い出しました。

彼女とは

以前はご近所だったこともあり

おうちに遊びに行ったり

お互いの子供と対面したりと

交流していましたが、

 

去年、

彼女はイギリスへ行き

私は 都内から引っ越したため

もう1年近く連絡をとっていませんでした。

 

だから、間違いなく彼女なのか

自信がありませんでした。

髪型もずいぶん違っています。

私の知っている彼女はロングヘアー。

その時 隣にいた女性はショートヘアー。

 

でも、そのファミリーのことは

ふと思い出すことも多かったですし

また会いたいと思っていました。

 

だから

堂々と人違いをする残念な女

になることを覚悟して、

恐る恐る 口を動かしました。

 

私「もしかして」

・ 

 女性「わー◯◯◯(息子の名前)!」

 

長かった髪がショートカットになり

ずいぶん印象は変わっていましたが、

間違いなく彼女だったのです!!

 

ひと駅分、

たったの 2分ほどでしたが、

お互いの近況をバーっと聴き合って

「またね!」と別れた私たち。

 

大都会東京で、

 

1日に何本も運行される銀座線で、

 

イギリスにいると思っていた友達と

 

まさか再会できるとは!!

 

「何か良いことありそう」

 

【根拠のない自信】は

ある意味 無敵です。

 

新しい仕事のチャンスを逃したにも関わらず、

その日はとても上機嫌に帰宅。

 

何か残念なことが起きた時、

そんな時には 

無条件に「いや、その代わりに何か良いことがあるに違いない」と

思えたらいいんですけど・・・

常にそうはいかないところが

人の心。

 

でも、

これからも

こういう引き寄せのパワーを信じて

大切にしたい。

そんな風に思えた心弾む出来事でした。