何食べる?
一年前の私から
プレゼントが届きました。
両手にすっぽりおさまる大きさの銘々皿。
去年10月に
群馬にある曽祖父ゆかりの工房の
陶芸体験教室で作ったお皿です。
自分たちで形を作り
作家さんが焼き上げてくださいます。
どんな風に形を作ったかというと、、、
土を平らにして、丸くして、、、
息子の頭を拝借。
当時0歳6ヶ月の息子を抱っこしているのは
私の父です。
「焼き上がりが楽しみだねー♪」
なんて、両親と話しながら
それぞれの家へ帰宅。
その直後でした。
突然、
ただの風邪だと思っていた父の具合が急変し
容体が悪化。
母と弟と本気の家族会議を開くほど、
井上家は緊迫しました。
(あの器、
悲しい思い出になってしまうのかな、、、)
考えたくない、と思いながらも
そんなことが頭をよぎりました。
でも、、、
父は奇跡的に回復。
今年は家族みんなでの還暦旅行が叶い、
小さかった息子も
父に「じじっ!」と呼びかけるまでに成長。
(2018年、色々あったけど
家族の健康がなによりの幸せだぁ)
なんて思っていたら、
あのお皿が届きました。
待つこと1年3ヶ月。
工房がお忙しく
「なかなか焼き上がらなかった」
とのこと。
申し訳なさそうに連絡をくださいました。
いえいえ、
【待つ楽しみ】をありがとうございました。
さて、何食べよう?
このお皿が食卓に並ぶたび
【家族でごはんを食べる】という
シンプルで最高の幸せを
噛みしめることができそうです。
もうすぐはじまる新しい一年。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。